
エンディングノートを書きたい時
終活という言葉を聞くと、少し身構えてしまう人も多いと思います。
私も最初はそうでした。
「まだ元気だから必要ないかな」
「もっと年齢を重ねてから考えればいいかな」
そんなふうに思っていました。
ところが、身近な人の介護や入院の話を聞く機会が増えた時に考え方が変わりました。
もし自分が急に入院したらどうなるだろう。
もし家族が私の代わりに手続きをしなければならなくなったらどうなるだろう。
そう考えた時に、意外と家族が知らない事が多い事に気付きました。
銀行口座。
保険。
スマホの契約。
ネット銀行。
定期購入。
ポイント。
普段は自分だけで管理しているので問題ありません。
しかし、何かあった時には家族が困る可能性があります。
そこで少しずつ始めたのがエンディングノートでした。
そして実際に書いてみると、想像していた終活とはかなり違いました。
エンディングノートは人生の終わりの準備というより、今の生活を整理するノートだったのです。
エンディングノートとは何を書くもの?
エンディングノートは、自分に何かあった時に家族へ伝えたい情報を書いておくノートです。
遺言書のような難しいものではありません。
そのため、自由に書く事ができます。
例えば次のような内容です。
- 家族や親族の連絡先
- 銀行口座
- 保険情報
- 年金情報
- 病院や薬の情報
- スマホやパソコンについて
- SNSやネットサービス
- ペットについて
- 介護や医療の希望
- 家族へのメッセージ
最初にこの一覧を見た時は驚きました。
「こんなに書く事があるの?」と思ったのです。
しかし実際には、一度に全部書く必要はありません。
思いついた事から少しずつ書いていけば十分です。
私が最初に失敗した事
実は最初の挑戦は失敗しました。
完璧なノートを作ろうとしてしまったのです。
銀行を全部調べる。
保険証券を全部探す。
年金も確認する。
ネット銀行も調べる。
そんな事を考えていたら、面倒になってしまいました。
そして途中で止まってしまいました。
今思えば当然です。
最初から完璧を目指したら続きません。
そこで考え方を変えました。
「今日は銀行だけ」
「来週は保険だけ」
「その次は病院だけ」
このように分けたら続けられるようになりました。
終活で大切なのは完璧なノートではなく、途中でも書き始める事です。
これは実際にやってみて感じた事でした。
主婦だからこそ残しておきたい情報
家計管理をしている人ほど、家族が知らない情報をたくさん持っています。
そして本人は当たり前だと思っている事が多いです。
例えばこんな内容です。
- 電気料金の支払い方法
- ガス会社の契約先
- 水道料金の支払い方法
- スマホ料金の引き落とし口座
- ネット通販の定期購入
- サブスク契約
- 自治会の連絡先
- 親戚付き合いの情報
私も実際に整理してみて驚きました。
家族はほとんど知らなかったのです。
「これぐらい知っているだろう」と思っていました。
しかし聞いてみると意外と知られていませんでした。
だからこそ、こうした生活情報はとても大切です。
AIを使うと整理が楽になる
何を書けばいいかわからない時はAIが役立ちます。
私も途中で手が止まりました。
そこでAIに質問してみました。
「エンディングノートに書く項目を教えてください」
「主婦が見落としやすい項目を教えてください」
「家族が困る情報を教えてください」
すると、自分では思いつかなかった内容が出てきました。
特に驚いたのがデジタル関係です。
- 電子マネー
- ポイント
- SNS
- 写真データ
- クラウド保存
- 動画配信サービス
今は通帳だけではありません。
スマホの中にも大切な情報があります。
だからAIを使う事で、見落とし防止にも役立ちます。

悪い書き方と良い書き方を比べてみる
エンディングノートを書き始めると、何となく書いてしまう事があります。
しかし、後から家族が読む事を考えると、できるだけ具体的な方が役立ちます。
私も最初は短く書いていました。
ところが後で見返すと、自分でも意味がわからなくなっていました。
だから途中から書き方を変えました。
悪い例
銀行口座あり。
良い例
〇〇銀行〇〇支店。
通帳は寝室の引き出し。
印鑑は茶色のケースに保管。
悪い例
保険加入中。
良い例
〇〇生命に加入。
保険証券は青いファイルに保管。
担当者の名刺も同じ場所に入れてある。
悪い例
スマホ契約あり。
良い例
契約会社は〇〇。
契約書類は白いファイル。
毎月の支払いは〇〇銀行から引き落とし。
このように書くだけで、家族の負担は大きく減ります。
本人には当たり前の事でも、家族にはわからない事が多いからです。
家族が本当に困るのはお金以外の事かもしれない
エンディングノートというと、お金の話ばかりを想像する人もいます。
もちろん大切です。
しかし実際には、それ以外の情報もかなり重要です。
例えばペットです。
毎日のご飯の時間。
かかりつけの動物病院。
好きなおやつ。
苦手な事。
こうした内容は家族が知らない場合があります。
また、親戚付き合いも同じです。
誰に連絡するのか。
どこの親戚と交流があるのか。
年賀状のやり取りはどうなっているのか。
こうした事も本人しか知らない場合があります。
私は整理していて驚きました。
「こんなに自分だけが知っている事があるのか」と感じたのです。
だからエンディングノートは財産目録だけでは足りません。
生活の情報も同じくらい大切だと思います。
デジタル時代だからこそ残したい情報
最近はスマホの中にも大切な情報があります。
昔は通帳や印鑑が中心でした。
しかし今は違います。
ネット銀行。
電子マネー。
ポイント。
SNS。
ネット証券。
動画配信サービス。
クラウド保存。
こうした情報も増えています。
私もAIに相談して初めて気付きました。
「そういえばポイントも財産だな」
「写真データも大切だな」
そんな発見がありました。
実際、スマホの中には思い出の写真がたくさんあります。
それが見られなくなるのは少し寂しい事です。
だからこそ、最低限の情報だけでも残しておくと安心です。
AIを使うと何を書けばいいかわかる
私は途中で手が止まりました。
「もう書く事はないかな」
そう思ったのです。
しかしAIに聞いてみると違いました。
例えばこんな質問です。
「主婦が見落としやすいエンディングノートの項目を教えてください」
「家族が困りやすい情報を教えてください」
「介護が必要になった時の希望を書く例文を教えてください」
すると、思いつかなかった項目がたくさん出てきました。
だからAIは文章を書くためだけではありません。
整理の相手としても役立ちます。
一人で考えると行き詰まる事があります。
しかしAIに相談すると、新しい視点が見つかる事があります。
家族へのメッセージを書いてみる
エンディングノートを書いていて、一番手が止まったのが最後のメッセージでした。
普段はなかなか言えないからです。
面と向かって言うのは照れくさい。
だから後回しにしていました。
しかし考えてみると、情報よりも残るのは言葉かもしれません。
「ありがとう」
「お世話になりました」
「無理をしないでね」
たった一言でも十分です。
長い文章を書く必要はありません。
私も最初は難しく考えていました。
しかし最後は短い言葉を書きました。
それだけでも気持ちが少し軽くなった気がしました。
まとめ
エンディングノートは人生の終わりの準備だけではありません。
今の生活を整理するためのノートでもあります。
そして家族への思いやりを形にするノートでもあります。
私自身も最初は重たいイメージを持っていました。
ところが実際に書き始めると違いました。
通帳を確認したり。
保険を整理したり。
スマホの契約を見直したり。
生活を振り返る良いきっかけになりました。
また、完璧を目指さなくても大丈夫です。
一日で完成させる必要もありません。
家族の連絡先だけでも十分です。
銀行口座だけでも十分です。
一ページだけでも前進です。
エンディングノートは、人生の終わりのためではなく、今を安心して暮らすためのノート。
そう考えると、少し始めやすくなるのではないでしょうか。
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